2012年10月9日火曜日

乳がん検診率~2009年度 当院の現状~

少し前のブログで、兵庫県のマンモグラフィー受診率が低いといった現状のデータがありました。

少し 古いデータになりますが、2009年度に当院 女性看護職員614名(回答率72%)から 
マンモグラフィー検診についてアンケート調査を行いました。

<アンケートからの結果・考察>」
職員全体の17%がマンモグラフィーの検診経験がある。
また、そのうち定期・不定期でも健診を受けている方は63%となった。
乳がんについては身近な病気と感じており、マンモグラフィーについの関心度は高く、
乳がん検診の必要性については88%の職員が必要と感じている。

しかし、実際には検診に行く時間や 検診場所が分からない、検診をうけるきっかけがないといった問題を抱えているといった結果が得られた。

今後の課題としては、当院では20代・30代の若年者が70%を占めているため、若年者が乳がん早期発見の為に必要な時期に検診行動が取れるような教育的アプローチが求められる。
また、職場でも家庭でも中心的な存在である40代50代の職員がみな 自己検診や乳がん検診が受けられるよう、啓蒙活動を行い、検診を受けやすい環境や時間の確保などの体制を整えていく必要がある。
職員健康診断に取り入れる、健康診断をうけるための休みの確保など 具体的なアプローチが求められる。
医療に身近な存在の看護師が予防医学について必要性を理解し、実践していくことで、ひいては一般市民に対しての啓蒙が浸透していくことを期待したい。



2009年当時で乳がんは20人に1人が罹患すると言われていましたが、
今年は16人に1人 と罹患率は年々上昇しています。
まずは、当院の女性職員への啓蒙を行いたいところです。

2010年・2011年、10月に乳がん検診をすすめるポスターを作製し各部署に配布しました。
今年は産休中の為 ポスター配布は行えませんでしたが、復帰したらまた考えたいと思います。


平日に検診を受けられない女性のために、
全国の医療機関とNPO法人J.POSHが協力して毎年10月第3日曜日に乳がん検診マンモグラフィー検査を受診できる環境づくりへの取り組みがあることを知りました。
http://jms-pinkribbon.com/
今年は10月21日(日曜日)です。



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