2012年8月31日金曜日

BevacizumabとPFS、OS

JCOのreview記事によくまとめられています。

http://jco.ascopubs.org/content/early/2012/08/26/JCO.2012.43.6931.full.pdf+html


Overall, bevacizumab increases the risk of grade 3 to 5 AEs and SAEs without apparent effect on OS and only moderate impact on PFS (Fig 1).

ということで、早く、biomarkerが分かるといいです。

さらに、

Although we, as a society, are committed to investing heavily in valuable treatments against cancer, that investment is not a blank check, and a serious discussion among all stakeholders is needed regarding the appropriate balance of costs and effectiveness of treatments for advanced cancer.

とても大事なことだと思います。

2012年8月16日木曜日

乳腺外科 後期研修医募集要項

平成25年度の後期研修医募集要項がホームページ上で更新されています。
ご確認ください。
http://chuo.kcho.jp/recruit/late_resident/guidelines.html

締め切りは過ぎていますが、興味のある方は個別に相談に応じます。ぜひ一度見学に来てください。

2012年8月14日火曜日

invasive micropapillary carcinoma

今日の病理カンファレンス症例・・・・invasive micropapillary carcinoma (IMPC)

微小乳頭状(micropapillary)構造を呈する浸潤巣が間質に認められる。
巣と間質とのあいだに裂隙がみられるのが特徴。
通常の腺癌とは分泌の極性が逆になる。
リンパ管侵襲やリンパ節転移を伴う症例が多く、それらを構成する癌巣も、しばしば微小乳頭状構造を呈する。
Pure typeは多くはない。しかし、IMPCの要素を有する症例はIMPCの割合が少なくても予後不良である。
ERPgRの発現頻度は報告により異なるが、HER2陽性であることが多い。