今日の病理カンファレンス症例・・・・invasive micropapillary carcinoma (IMPC)
•微小乳頭状(micropapillary)構造を呈する浸潤巣が間質に認められる。
•癌巣と間質とのあいだに裂隙がみられるのが特徴。
•通常の腺癌とは分泌の極性が逆になる。
リンパ管侵襲やリンパ節転移を伴う症例が多く、それらを構成する癌巣も、しばしば微小乳頭状構造を呈する。
•Pure
typeは多くはない。しかし、IMPCの要素を有する症例はIMPCの割合が少なくても予後不良である。
•ER、PgRの発現頻度は報告により異なるが、HER2陽性であることが多い。