2012年7月28日土曜日
2012年7月21日土曜日
2012年7月20日金曜日
2012年7月18日水曜日
化学療法センターモーニングカンファレンス
デノスマブによる低カルシウム血症の事例について検討しました。
•デノスマブ・・・・骨吸収抑制 (骨形成促進)
↓
•血中へカルシウムが出にくくなる
↓
•低カルシウム血症
【低カルシウム血症の症状】
•テタニー症状 (手指、くちびるのしびれ)
•全身けいれん、不穏、興奮、せん妄、幻覚
•不整脈 (QT延長)
•嘔吐・下痢
•皮膚乾燥 等
【低カルシウム血症の予防・治療】
・ビタミンD、カルシウム製剤の投与
•デノスマブ・・・・骨吸収抑制 (骨形成促進)
↓
•血中へカルシウムが出にくくなる
↓
•低カルシウム血症
【低カルシウム血症の症状】
•テタニー症状 (手指、くちびるのしびれ)
•全身けいれん、不穏、興奮、せん妄、幻覚
•不整脈 (QT延長)
•嘔吐・下痢
•皮膚乾燥 等
【低カルシウム血症の予防・治療】
・ビタミンD、カルシウム製剤の投与
2012年7月16日月曜日
EMT
EMT: epithelial mesenchymal transition 上皮間葉転換
・癌が浸潤するために、間葉系細胞様の形質を獲得する。転移、再発に関与する重要な現象。
・TGF-βが癌細胞のEMTを誘導。
・癌組織に発生するEMT・・・type3 EMTと呼ばれる。
(type1,type2は生理的なEMT)
・癌が浸潤するために、間葉系細胞様の形質を獲得する。転移、再発に関与する重要な現象。
・TGF-βが癌細胞のEMTを誘導。
・癌組織に発生するEMT・・・type3 EMTと呼ばれる。
(type1,type2は生理的なEMT)
2012年7月8日日曜日
KBCOGセミナー
7月7日はKBCOGセミナーでした。
埼玉医科大学 佐伯教授のレクチャーで、支持療法とRDIを下げないように治療することの重要性を勉強しました。
Dose intensity(DI)= 単位時間当りの薬剤投与量(mg/m2/週)
Relative dose intensity(RDI)= 標準治療のDIに対する実際に投与したDIの割合
RDIが下がると治療効果も下がる。
Surgical Margins in Lumpectomy for Breast Cancer — Bigger Is Not Better
NEJMより、局所治療もbiologyが重要であるという投稿。
Surgical Margins in Lumpectomy for Breast Cancer — Bigger Is Not Better
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMsb1202521?query=TOC
・乳房温存術のエビデンスが出てから20年以上経つが、適切なマージンについては今だ決まったものがなく、20-30%がreexcisionを受けている。
・実際はマージンnegativeだが、’close’ということで、よりwide clear marginを得る目的のreexcisionが約半分ある。
・様々な臨床試験があるにもかかわらず、適切なマージンがどれくらいか(1mm ?, 2mm ?, 5mm?)不明。
・ベストマージンを考えた時、negative marginとは、癌遺残が全くないことを意味するのではなく、RTでコントロールしうるだけのものより、遺残が少ないことを意味する。
・昔と比べて、局所再発率は下がっているが、それは全身療法によるところが大きい。
・biologyも局所再発には重要で、特にTNBCは局所再発が多い。
・その他、MRIやZ0011試験についての考察。
→まとめとして、wider marginがlocal recurrenceを減らすエビデンスはない。それよりもbiologyと全身療法の方がlocal controlに与える影響が大きい。マージン〇〇mm以内でないといけないという考えをなくせば、再切除率が減ると結ばれていた。
Surgical Margins in Lumpectomy for Breast Cancer — Bigger Is Not Better
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMsb1202521?query=TOC
・乳房温存術のエビデンスが出てから20年以上経つが、適切なマージンについては今だ決まったものがなく、20-30%がreexcisionを受けている。
・実際はマージンnegativeだが、’close’ということで、よりwide clear marginを得る目的のreexcisionが約半分ある。
・様々な臨床試験があるにもかかわらず、適切なマージンがどれくらいか(1mm ?, 2mm ?, 5mm?)不明。
・ベストマージンを考えた時、negative marginとは、癌遺残が全くないことを意味するのではなく、RTでコントロールしうるだけのものより、遺残が少ないことを意味する。
・昔と比べて、局所再発率は下がっているが、それは全身療法によるところが大きい。
・biologyも局所再発には重要で、特にTNBCは局所再発が多い。
・その他、MRIやZ0011試験についての考察。
→まとめとして、wider marginがlocal recurrenceを減らすエビデンスはない。それよりもbiologyと全身療法の方がlocal controlに与える影響が大きい。マージン〇〇mm以内でないといけないという考えをなくせば、再切除率が減ると結ばれていた。
2012年7月4日水曜日
2012年7月3日火曜日
PI3K pathway
JCOより↓
http://m.jco.ascopubs.org/content/early/2012/06/27/JCO.2012.42.1271.full.pdf
・phosphatidyl inositol 3-kinase (PI3K) pathway は cell growth, proliferation, survivalなど、critical cellular processをmediate する。
・Mammalian target of rapamycin (mTOR)にはmTORC1とmTORC2がある。
・EverolimusはmTORC1に作用。
・mTORC1は下流のS6K1,4E-BP1を活性化 。
・PI3K pathwayの活性化はホルモン治療抵抗に関連してい る。
・S6K1はERのactivation domainを直接リン酸化する。
http://m.jco.ascopubs.org/content/early/2012/06/27/JCO.2012.42.1271.full.pdf
・phosphatidyl inositol 3-kinase (PI3K) pathway は cell growth, proliferation, survivalなど、critical cellular processをmediate する。
・Mammalian target of rapamycin (mTOR)にはmTORC1とmTORC2がある。
・EverolimusはmTORC1に作用。
・mTORC1は下流のS6K1,4E-BP1を活性化
・PI3K pathwayの活性化はホルモン治療抵抗に関連してい
・S6K1はERのactivation domainを直接リン酸化する。
2012年7月2日月曜日
primaryとrelapseでのbiological change
JCOのearly releaseより。
primaryとrelapseでのマーカーのdiscorda nce. ER 33.6%, PgR 32%, HER2
15.7%.再発巣でERがnegativeになると死亡リスクが48%上昇 する。
(http://jco.ascopubs.org/content/early/2012/06/18/JCO.2011.37.2482.abstract)
primaryとrelapseでのマーカーのdiscorda
(http://jco.ascopubs.org/content/early/2012/06/18/JCO.2011.37.2482.abstract)
Dr.Amirらの報告(Amir E et al. Tissue
confirmation of disease recurrence in breast cancer patients: Pooled analysis of
multi-centre, multi-disciplinary prospective studies. Cancer Treat Rev (2011),
doi:10.1016/ j.ctrv.2011.11.006)
では、それぞれ、12.6%, 31.2%,
5,5%
いずれにしても、前治療の影響や時間軸に伴ってbiologyが変化するのは間違いない。ただし、ER,PgR,HER2の変化はごくごく表面だけを見ているもの。真 のbiological
changeはもっとdrasticに起こっているのだろう・・・・
その理解が深まり、より正確なtailor-made治療ができるようになる時代がいつか来ると信じています。
Dr.Amirらの報告(Amir E et al. Tissue confirmation of disease recurrence in breast cancer patients: Pooled analysis of multi-centre, multi-disciplinary prospective studies. Cancer Treat Rev (2011), doi:10.1016/
では、それぞれ、12.6%, 31.2%, 5,5%
いずれにしても、前治療の影響や時間軸に伴ってbiologyが変化するのは間違いない。ただし、ER,PgR,HER2の変化はごくごく表面だけを見ているもの。真
2012年7月1日日曜日
pCRとaccelerated drug approval
pCRをサロゲートとしてaccelerated approvalすることに対する、NEJMのコメント。
―accelerated approvalではlong term toxic effectの評価等々できない。ineffective therapyにより本来curableである患者をriskにさらすことは避けないといけない。マーティング目的のrandomized neoadjuvant trialは再発high riskかつER-群に行うべき。またaccerated approval と同時にconfirmatorory trialを行う必要がある。
http://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMp1205737
―accelerated approvalではlong term toxic effectの評価等々できない。ineffective therapyにより本来curableである患者をriskにさらすことは避けないといけない。マーティング目的のrandomized neoadjuvant trialは再発high riskかつER-群に行うべき。またaccerated approval と同時にconfirmatorory trialを行う必要がある。
http://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMp1205737
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