2012年6月19日火曜日

Seed and Soil Theory

1889年にPagetにより提唱された。
「転移は転移能を有した癌細胞が、増殖に適した微小環境を有する臓器にのみ形成する」

これを証明するためにFidlerが導き出した理論
①癌細胞は生物学的に不均一
②遺伝子が不安定
③少数の転移能を有した癌細胞が選択され、増殖して転移を形成する
④複数の連続する全ての過程をクリアできる癌細胞のみが転移巣を形成する
⑤転移の全ての過程は正常細胞(微小環境)との複雑な相互反応の上に成り立つ


金沢大学 矢野聖二教授の講演より