2012年4月11日水曜日

肉芽腫性乳腺炎

類上皮肉芽腫を認める。
病理カンファレンスでの検討症例

肉芽腫性乳腺炎

・腫瘤形成する良性疾患。潰瘍や、膿様の浸出液を伴うこともある。
・非授乳期、妊娠可能期の女性に多い。
・原因は不明だが、感染や、妊娠・授乳、薬剤を契機とした自己免疫疾患などが考えられている。
・病理学的には、ラングハンス型巨細胞や異物巨細胞などの細胞や類上皮細胞からなる肉芽腫が目立つ。
・基本的に経過観察。ステロイドが有効とする報告もある。
・乳腺炎、結核等の除外も必要。診断がしばしば難しい。