2012年12月13日木曜日

乳がん発症後の妊娠


今週のカンファレンスでは乳癌治療後の妊娠について議論しましたが、それに関する文献がちょうどJCOearly releaseにありました。
 
 
 
 

・乳癌既往のある(妊娠可能年齢)患者の40~50%は妊娠を希望している。

・しかし、実際に妊娠するのは4~7%

・以前このグループが乳癌発症後の妊娠は41%の死亡リスク減少があると報告したが、それはいわゆる “healthy mother effect” あろうか?

・今回、selection biasをできるだけ排除したretrospective cohort studyを行った。

・結果、少なくとも妊娠後5年のER陽性乳癌再発率は非妊娠群と変わりなし。

・今後、The Breast International Group North American Breast Cancer Group global prospective studyを計画中。